「今週の生地」第11回目は、QUARTER REPORT社の「Jリントゥ」をご紹介いたします。
QUARTER REPORT社は北欧の感性を経糸に、日本の美意識を緯糸に織りなすテキスタイルメーカー。インテリアやファッションといった領域に囚われることなく、製造者の視点から「平面から立体へと自在にその姿をかえながら生活を包む布の可能性」を追求しています。
今回ご紹介する「Jリントゥ」は、様々な模様の鳥たちがあちこちから飛んでくる様子を描いたデザイン。手描きの自由なタッチによるほっこりと優しい雰囲気が感じられる生地です。
画像:日本ブランドの生地 Jリントゥ グレー
Jリントゥは表と裏で色が反転する二重織
ジャガード生地。フラットなプリント生地に比べ、生地自体に厚みが生まれ立体的になります。織機で糸を織ることにより模様と生地が作られていくため、プリント生地に見られるような色落ちや擦れなどがなく、長くお使いいただけます。
鳥のシルエットの中に描かれた模様や白~濃いグレーの色の濃淡は、織りの組織を変える事により表現されています。ジャガード生地は多色使いのデザインには向きませんが、色の濃淡によりモチーフを表現するのに適しています。