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【コラム】綿麻(コットンリネン)に溺れてます。

2019/02/10

【コラム】綿麻(コットンリネン)に溺れてます。


ここ数年、綿麻(コットンリネン)にはまっています。それも混率が綿85%麻15%の平織り。
綿麻の混紡はいろいろ試してきましたが、綿85%麻15%が麻独特の表情と質感を残しながらも染料の発色が◎。キバタのB品率が低い。寸法変化率が安定している。そして何より表情が上品で美しいという点で、プリントの場合はここ数年こればかり採用してます。まあ、いわゆるマイ黄金比ですかね。ランニングしているキバタではないのでオリジナルで製作する必要があり、その分在庫量もハンパないですが、一度惚れ込んでしまうとなかなか他に浮気する気になれません。
綿100%のナチュラル感も麻100%のシャリ感も素敵ですけど、個人的には綿麻の上品なカジュアルさに惹かれてしまいます。


そして綿麻には交織混紡であるがゆえの相乗効果というか、それぞれの素材が有する特徴を併せ持つ性格があります。
 
綿の長所と短所
●肌触りが良い
●吸水吸湿性が高い
●熱に強い
●保湿性がある
●静電気が起きにくい
●アレルギーのリスクが低い
●環境にやさしい
●比較的縮みやすい
●比較的シワになりやすい
●長時間日光にあたると黄変しやすい
 
麻の長所と短所
●通気性が良い
●吸水吸湿・発散性に優れる
●天然素材の中で最も丈夫
●光沢がある
●静電気が起きにくい
●アレルギーのリスクが低い
●縮みやすい
●シワになりやすい
●保湿に乏しい
●長時間日光にあたると黄変しやすい
●摩擦で毛羽立ちやすい


綿画像:繊研新聞 https://senken.co.jp/posts/cotton-supplyanddemand-17-18
麻画像:内野株式会社 http://www.uchino.co.jp/tips/style/material/hemp/


もちろん好き嫌いがあるでしょうし、用途によって向き不向きもあるでしょう。ただ、わたしみたいに機能やメンテナンス性よりも見た目や雰囲気、触感が優先の方には、十分ご納得いただけるのではないでしょうか。

FIQonlineでお探しの場合は、検索機能で「綿麻」と入力しただけでは絞り込めません。スイマセン。お手数ですがブランド検索で QUARTER REPORT を選択してください。結構な割合で綿麻(コットンリネン)になっちゃってますので。
是非是非お試しください。


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■一般財団法人 日本綿業振興会  http://www.cotton.or.jp/
■日本麻紡績協会  http://www.asabo.jp/

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