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【特集】暖簾(のれん)のサイズはどれくらいが適当か比較してみました

2022/06/23

【特集】暖簾(のれん)のサイズはどれくらいが適当か比較してみました


人の出入りがある間口や通路の目隠し、間仕切などに便利な「のれん」。テンションポール(突っ張り棒)を使用すれば簡単に設置できますが、場所もサイズもまちまちなので、特にサイズ選びに関してのお問合せを多数いただきます。今回は、目的に合わせてサイズをお選びいただけるよう、のれんの幅と丈について順番にご案内します。

■のれんの仕上がり幅について
 
Q.幅が85cmの場所にのれんを設置したい場合、のれんはぴったりのサイズ(W85cm)がよいのでしょうか?それとも少し小さめ(または大きめ)の方が良いのでしょうか?
 
A.基本的にはそのままのサイズ(W85cm)で問題ありません。幅を小さくした場合は両端に隙間ができ、大きくした場合は設置する場所に対してのれんの方が大きくなるため、本体にシワがよります。シワがよらず、キレイな状態でかけたい場合はW85cmでよいと思います。
 
取付にテンションポールを使用する場合、キャップ部分のサイズをマイナスした方がよいのかという点も同様に、のれんの仕上がり幅は設置する場所の幅そのもののサイズで問題ありません。

画像左:キャップ部分をマイナスした場合の見え方
画像右:設置する場所よりも大きいサイズにした場合の見え方
こちらでもご案内しております。
 

■のれんの丈について
 
のれんは丈によって見た目の印象が大きく変わります。目的・用途により、ちょうど良いと感じるサイズも異なるため、床上0cm~130cmまでの6段階に分けてサイズごとに比較をしてみました。今回は、間口(扉やパーテーションなど空間を遮るものがない状態)の丈を200cm、人物の身長を160cmとした場合の見え方についてご紹介いたします。

□床上0cm、のれん仕上がり丈200cmの場合

・開口部全てが目隠しされます。
・のれんの裾が床につきます。
・ウォークインクローゼットなどに最適です。
・空間をしっかりと区切ります
・人の気配が感じられません(レース生地を除く)
・冷暖房効率を上げる効果があります。
 

□床上5cm、のれん仕上がり丈195cmの場合
 
・人の足先が見えます。
・空間をほぼ隠し、間仕切として有効です。
・床の隙間から光や空気の流れが感じられます。
・のれんの裾にホコリなどの汚れがつきにくくなります。
・出入りする際の気配を少し感じることができます。

□床上20cm、のれん仕上がり丈180cmの場合
 
・人の足首が見え、気配が感じられます。
・のれんの裾が床から離れているため、汚れがつきにくくなります。
・空気が通り、のれんの揺らぎが感じられます。
・布で間仕切することによる圧迫感が薄れ、軽やかな印象にうつります。

□床上60cm、のれん仕上がり丈140cmの場合
 
・人のひざが見え、動作も感じられます。
・通気性が良くなります。
・日よけ効果も期待できます。
・向こう側が見えることで空間のつながりが感じられます。
・すっきりと圧迫感なく空間を区切ることができます。
・ペットが行き来しやすくなります。

□床上90cm、のれん仕上がり丈110cmの場合
 
・人の腰が見えます。
・人物を特定でき、動作が感じられます。
・視線を遮り、適度に空間を仕切る効果があります。
・のれんをくぐり、行き来しやすくなります。
・空間のつながりが感じられます。
・小さな子どもやペットがスムーズに行き来できます。

□床上130cm、のれん仕上がり丈70cmの場合
 
・視線を遮ることができますが、人物の肩あたりまでは見えます。
・人物を特定でき、人の動作がわかります。
・キッチンとリビングの間などの行き来の多い場所に最適です。
・荷物の運搬がスムーズにできます。
・小学校低学年くらいまでの子どもがスムーズに行き来できます。


画像:ROCK(グリーン)/BORAS 仕上がりサイズ:W85cm×H150cm 参考価格:23,100円(税込)
 
既製のれんでよく見られるサイズはW85cm×H150cm(他に、W85cm×H170cm /W85cm×H200cm /W72cm×H150cm)。在庫があればすぐに購入できる手軽さはありますが、横幅・丈が設置する場所に合わないケースもあります。オーダーのれんはご注文いただいてからの製作となるため少々お時間はいただきますが、お好みの生地、サイズでのお仕立てが可能。スタイルも用途に合わせて4パターンよりお選びいただけます。生地の柄や素材、サイズによりイメージや効果も変わりますので、ご希望の場所にぴったりのものをお探しください。
 
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