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【特集】暖簾(のれん)のサイズはどれくらいが適当か比較してみました

2025/02/28

【特集】暖簾(のれん)のサイズはどれくらいが適当か比較してみました



生地:OTTAIPNU(オッタイピイヌ) morinonaka GN(暖簾 (のれん) はこちら

人の出入りがある間口や通路の目隠し、間仕切りとして便利なのが「暖簾(のれん)」。和のイメージがありますが、生地柄や質感にこだわるだけでモダンでスタイリッシュな空間や北欧テイストなインテリアなど、現代の空間にもマッチする便利なインテリアアイテムです。
レールを取付けるカーテンとは異なり、テンションポール(突っ張り棒)を使えば簡単に設置できますが、設置場所やサイズはさまざま。そのため、特にサイズ選びについて多くのお問い合わせをいただきます。

今回は、目的に合わせて最適なサイズをお選びいただけるよう、「暖簾(のれん)」の幅と丈について順番にご案内します。
 

■暖簾(のれん)の仕上がり幅について

Q. 幅85cmの場所にのれんを設置する場合、ぴったりのサイズ(W85cm)がよいのでしょうか? それとも少し小さめ(または大きめ)の方がよいのでしょうか?

A. 基本的にはW85cmで問題ありません。
幅を小さくすると両端に隙間ができ、大きくするとシワがよるため、キレイに掛けたい場合は、設置場所と同じ幅(W85cm)を選ぶのがおすすめです。また、テンションポールを使用する場合、キャップ部分のサイズを考慮する必要があるかという点についても、のれんの仕上がり幅は設置する場所の幅と同じで問題ありません(廊下の横幅が85cmなら、のれんの仕上がり幅も85cm)。


仕上がり幅による見え方の違い

画像左:キャップ部分をマイナスした場合の見え方
画像右:設置場所よりも大きいサイズにした場合の見え方
※詳細はこちらでもご案内しております。
 

■のれんの丈について
 
のれんは丈の長さによって印象が大きく変わるため、目的や用途に応じて適切なサイズを選ぶことが重要です。

そこで、床上0cm~130cmまでの6段階に分けて、それぞれの見え方を比較しました。今回は、間口(扉やパーテーションなどの仕切りがない状態)の丈を200cm、人物の身長を160cmとした場合の見え方をご紹介します。

□床上0cm、のれん仕上がり丈200cmの場合

・開口部全てが目隠しされます。
・のれんの裾が床につきます。
・ウォークインクローゼットなどに最適です。
・空間をしっかりと区切ります
・人の気配が感じられません(レース生地を除く)
・冷暖房効率を上げる効果があります。
 

□床上5cm、のれん仕上がり丈195cmの場合
 
・人の足先が見えます。
・空間をほぼ隠し、間仕切として有効です。
・床の隙間から光や空気の流れが感じられます。
・のれんの裾にホコリなどの汚れがつきにくくなります。
・出入りする際の気配を少し感じることができます。

□床上20cm、のれん仕上がり丈180cmの場合
 
・人の足首が見え、気配が感じられます。
・のれんの裾が床から離れているため、汚れがつきにくくなります。
・空気が通り、のれんの揺らぎが感じられます。
・布で間仕切することによる圧迫感が薄れ、軽やかな印象にうつります。

□床上60cm、のれん仕上がり丈140cmの場合
 
・人のひざが見え、動作も感じられます。
・通気性が良くなります。
・日よけ効果も期待できます。
・向こう側が見えることで空間のつながりが感じられます。
・すっきりと圧迫感なく空間を区切ることができます。
・ペットが行き来しやすくなります。

□床上90cm、のれん仕上がり丈110cmの場合
 
・人の腰が見えます。
・人物を特定でき、動作が感じられます。
・視線を遮り、適度に空間を仕切る効果があります。
・のれんをくぐり、行き来しやすくなります。
・空間のつながりが感じられます。
・小さな子どもやペットがスムーズに行き来できます。

□床上130cm、のれん仕上がり丈70cmの場合
 
・視線を遮ることができますが、人物の肩あたりまでは見えます。
・人物を特定でき、人の動作がわかります。
・キッチンとリビングの間などの行き来の多い場所に最適です。
・荷物の運搬がスムーズにできます。
・小学校低学年くらいまでの子どもがスムーズに行き来できます。


画像:ROCK(グリーン)/BORAS 仕上がりサイズ:W85cm×H150cm 
北欧ブランドの暖簾(のれん) 

既製のれんは、W85cm×H150cmをはじめ、W85cm×H170cm、W85cm×H200cm、W72cm×H150cmなど、よく見られるサイズが揃っています。在庫があればすぐに購入できる手軽さが魅力ですが、横幅や丈が設置場所に合わない場合もあります。

一方、オーダーのれんは、ご注文後に製作するため少々お時間をいただきますが、お好みの生地・サイズで仕立てが可能です。さらに、用途に合わせて4つのスタイルから選べるのも特徴です。生地にもよりますが、オーダーカーテンよりも比較的お求めやすい価格でご提供できるため、例えばmarimekko(マリメッコ)やArtek(アルテック)をはじめとする、北欧デザインの生地を使ったのれんや、素朴な風合いを楽しめるリネン生地ののれんなど、こだわりの一枚をお作りいただけます。

生地の柄や素材、サイズによって印象や効果も変わります。ぜひ、ご希望の空間にぴったりの一枚をお選びください。
 

▶▶▶北欧ブランドの暖簾(のれん)
marimekko(マリメッコ)などの北欧生地でお仕立てする暖簾(のれん)をご注文いただけます。

▶▶▶暖簾(のれん)
鈴木マサルさんデザインのOTTAIPNU(オッタイピイヌ)や、点と線模様製作所の岡理恵子さんなど日本のファブリックメーカーによるデザインの暖簾(のれん)をご注文いただけます。

▶▶▶ウィリアム・モリスの暖簾(のれん)
豊かな英国の自然をモチーフにして創作されたウィリアム・モリスの生地で、熟練の職人が1点から製作いたします。

▶▶▶麻の暖簾(のれん)
リネンの本場、リトアニアやベルギー産の上質で素材感あふれる生地を多数取り揃えました。使うほどに馴染み、愛着も沸く麻ならではのナチュラルな風合いをお楽しみください。

▶▶▶遮光暖簾(のれん)
無地のカラーバリエーションはもとより、デザイン性の高い遮光生地(遮光1級〜遮光3級)でお仕立てする遮光のれん。透け感がないため目隠しのほか、フィッティングルームなどにも最適です。

▶▶▶帆布の暖簾(のれん)
バイオウォッシュ加工によってヴィンテージテイストに仕上げた国産8号綿帆布を、のれんにお仕立てします。雰囲気のある帆布生地は、シンプルながら洗練された空間づくりに一役買ってくれることでしょう。

▶▶▶レース暖簾(のれん)
レース暖簾はその透け感が特徴で、軽やかな雰囲気をお部屋にプラスします。薄手で透け感のある生地が多いため、防寒や目隠し用途というよりは、柔らかく圧迫感の無い間仕切りといった感覚でお使いいただけます。模様のあるレース生地は柔らかな光が差し込むことで木漏れ日のような優しい陰影が生まれ、リラックスできる空間づくりを叶えます。圧迫感のないスッキリとした印象は、お部屋を広く感じさせる効果も。

※取扱い生地は、サンプルのお貸出も承っております。


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