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【特集】スタッフが作ってみました!ハギレで作る「エコラップ」

2020/11/12

【特集】スタッフが作ってみました!ハギレで作る「エコラップ」


エコラップのご紹介
世界中で環境負荷への観点から、サステナビリティの取り組みのひとつとして、脱プラスチックの動きが高まっていますね。日本でもレジ袋が有料になったことからエコバッグを持ったり、ペットボトルの代わりに水筒を持ったり、とますますエコな意識が浸透しはじめています。

今回はいま日本でも注目されはじめている「エコラップ」を、実際に当店のハギレを使ってスタッフが作ってみた感想とともに、皆様へご紹介したいと思います。




エコラップとは
「エコラップ」とは、コットンの布にみつろう(みつばちが巣を作るために分泌するろう)やココナッツオイルなどをしみ込ませた自然素材の布ラップのこと。おなじみのラップと同様に、何度も繰り返し使えるほか、環境にもやさしい点も注目を集めています。



 
■材料
・お好みの布地 : コットンか麻の天然繊維。切りっぱなしで大丈夫だが、予め糸のほつれは切って整えておく。
・蜜蝋ビーズワックス  : 写真では50gのものが2袋掲載されているが、15×15cm程度の大きさの生地ならば1袋で7,8枚は作れる。出来れば精製された白いものが好ましい。
・天然オイル : 潤滑油の役目と、布地に蝋が浸透しやすくなる。ただし染み込ませすぎると布がべたつき油臭くなるおそれがあるのと、オリーブ油など色付きのものは生地が黄色みを帯びるので注意が必要。透明のホホバオイルなどがおすすめ。
・アイロン
・キッチンペーパー





★ポイント

※お好きなサイズの布でOKです。四角形以外にも円形や三角、ピンキングハサミを使用する等...好きな形にカットしてご使用出来ます。
※ホホバオイルやオリーブオイル、ココナッツオイルなどを使います。 もちろんなくても作れますが、厚地布で作ると蝋の浸透がされにくいので、オイルを使うと良いです。
■作り方


①:段ボールもしくは新聞紙を重ねたものの上にクッキングシートをのせ、クッキングシートの片側に布をのせます。アイロンをあてるので、生地に多少シワがついていてもOK。

②:ビーズワックスとオイルを布全体均等に散布する。

③:クッキングシートの片側をパタンと折ります。この時、布端から2~3cm離しましょう。下側も布端から2~3cm離したところで折ります。

④:ミツロウを溶かすように、クッキングシートの上からゆっくりとアイロンをかけていきます。この時、クッキングシートを折った方からアイロンをかけ、溶けたミツロウを対角側に向かってひろげていきます。ミツロウが全体に行き届いているか確認を行い、溶けて布に染み込んでいない場合はその上にワックスを散布し、またクッキングシートの上からアイロンをあてます。ミツロウが全体に行き届いているか確認を行い、溶けて布に染み込んでいない場合はその上にワックスを散布し、またクッキングシートの上からアイロンをあてる...を繰り返す。一度で行うという訳ではなく、様子を見ながらミツロウを追加出来るのが良いですね。

⑤:ミツロウが全体に布に染み込んだら完成。まだ熱いうちにサッとクッキングシートをはがし、洗濯干しなどで蝋がかたまるまで干す(環境にもよりますが、4~5分でほぼ乾きます)。

⑥:乾いたら出来上がり。

1枚のエコラップを作るのに約15分程度。生地の大きさに対してミツロウの量がどれくらい必要なのかわかるようになれば、もう少し早く仕上がります。
■使い方
器や食べ物の上にかぶせたら、手のひらで包み込むようにしておさえます。手の温かさでミツロウを柔らかくして形を作ります。パンや野菜はそのまま包んでもOK!


蜜蝋(ミツロウ)エコラップを使うときの注意点
・熱いものを包むと蜜蝋が溶けてしまいます。少し冷ましてから包みましょう。電子レンジや食洗器も使えません。
・肉や魚など、菌が繁殖しやすいものには使わないようにしましょう。
・蜜蝋を使うためボツリヌス菌がいることもあります。乳児の口に入るものを包むことには使わないようにしましょう。
・基本は水洗いして干して使いましょう。汚れが気になる場合はサッと食器洗い洗剤で洗います。


★作ってみた感想
普段は裁縫すらしない私でも、簡単に作れました!普段の食事などの保管はサランラップを使っているのですが、みつろうを使ったエコラップなら洗って何度も使えるし、環境にも優しいのでオススメです。大きめに作ればワックスペーパーのようにして使用できるので、そのまま食べ物を包んでピクニックなどに持って行けます(簡単なお皿代わりにも◎)。サランラップから全てエコラップへ切り替えるというのは難しいと思いますが、今後は併用してエコラップを生活に取り入れたいと思います。
ハギレで手軽に作れる点もエコで良いですね。





この機会にハギレを活用して、「エコラップ」を作ってみてはいかがでしょうか。


▶ハギレ・カットクロスはこちら
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