カーテンを新調される方へ、選択肢の一つとしてご紹介したいのが「ブレイクスタイルカーテン」。床に届いたカーテン生地を少し長めに垂らす、ヨーロッパの住まいでもよく見られるスタイルです。
見た目にゆとりが生まれるだけでなく、省エネの面でも役立つとされています。環境省では、カーテンで窓からの熱の出入りを防ぐことが節電につながると紹介しており、厚手のカーテンや床まで届く長いカーテンの使用をすすめています。
夏は日差しを遮り、冷房の冷気が逃げるのを防ぐ。冬は室内の暖気を閉じ込め、外からの冷気を入りにくくする。そうした点で、ブレイクスタイルは見た目と実用性を兼ねたカーテンスタイルといえます。
日本ではカーテンの丈は床上数cmに仕上げるのが一般的ですので、馴染みのないスタイルではありますが、生地の質感を存分に楽しめるだけでなく、機能面でも嬉しいポイントがあります。早速メリットからご紹介していきます。
■ブレイクスタイルのメリット
1. 遮光、遮熱、防寒の効果がある
カーテンが隙間なく床につくので、お部屋の光が外に漏れず、外からの光も入りにくくなります。夏は日差しが、冬は冷気が入るのを防ぐため、冷暖房の効率アップにつながります。
2.生地の収縮が気にならない
天然繊維(特に綿や麻)のカーテンは、湿気や乾燥、お洗濯などによる生地収縮の可能性があります。ブレイクスタイルカーテンはカーテン生地を床に長く垂らすスタイルのため、多少収縮しても変化が気になりません。
3.お部屋がエレガントなイメージになる
カーテンの丈が長く、床に垂れる様はまるでドレスのよう。一般的なカーテンよりも生地を多く使うため、窓周りがゴージャス、エレガントなイメージになります。お部屋のイメージを格上げしてくれるカーテンと言ってもよいでしょう。
■ブレイクスタイルのデメリット
1. お掃除の手間が増える
掃除機などでカーテン生地を巻き込まないように、端に寄せたり持ち上げたり・・・お掃除ロボットなどを使用されているご家庭では、カーテンの下まで行き届かない場合があります。
2.ペットやお子さんのいるご家庭には不向き
カーテンが長いと子どもやペットの遊び道具になる可能性も考えられます。カーテンを引っ張る、ペットが爪で引っ掻くなどして生地が破けたり傷みやすくなることもあるでしょう。
■カーテンの長さについて
日本人にとっては馴染みのない「ブレイクスタイル」。丈を「長くする」と言っても、どの程度長くすればよいのでしょうか?目安をご紹介します。
①床+5cm
カーテンブレイクスタイルを初めて取り入れる方、長すぎると不安な方にオススメの長さ。ふんわり軽やかな印象。
②床+10cm
カーテン裾の折り返し部分が床につく長さ。お部屋全体が上品な印象に。
③床+15~20cm
カーテンの必要丈220cm以上の大きな窓にオススメの長さ。お部屋がラグジュアリーなイメージに。
カーテンブレイクスタイルを初めて取り入れる方には+5cmから、窓の大きさやお部屋のイメージに合わせた長さをお選びください。
カーテンは、窓辺を飾るインテリアであると同時に、住まいの暑さ寒さをやわらげる身近なアイテムでもあります。ブレイクスタイルカーテンは、床とのすき間を少なくすることで、夏は日差しや熱気を、冬は足元からの冷気を抑えやすくしてくれます。
もちろん、窓の性能や生地の厚み、設置環境によって効果には差がありますが、カーテンを新調するタイミングであれば、省エネを意識した選び方として検討する価値のあるスタイルです。
見た目にゆとりを生みながら、冷暖房効率にも配慮できるブレイクスタイルカーテン。毎日の暮らしの中で、無理なくできる省エネ対策のひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか。