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【コラム】カーテンの選び方 素材について

【コラム】カーテンの選び方 素材について


意外と迷うことの多い「カーテン選び」。

第4回目は色や柄と同じくらい重要な要素、「素材」について。

もしかしたらあまり気にされていない方が多いかもしれませんが、素材にはそれぞれ見た目だけではない特徴があります。
いいトコわるいトコ、それぞれがその素材の持つ個性なのです。



 

綿:天然繊維
自然界の植物からとれるセルロースを主成分として作られた繊維

長所
●肌触りがいい  
●吸水吸湿性が高い
●熱に強い
●保湿性がある
●環境にやさしい

短所
●比較的縮みやすい
●比較的シワになりやすい
●長時間日光にあたると黄変しやすい


天然繊維の代表素材。肌に直接触れるお洋服の素材として最もポピュラーな素材であるということは、それだけ人と環境にやさしいということ。

画像は「シエナ」綿100%
 

天然繊維
自然界の植物からとれるセルロースを主成分として作られた繊維

長所
●通気性が良い
●吸水吸湿・発散性に優れる
●天然素材の中で最も丈夫
●光沢がある
●環境にやさしい

短所
●縮みやすい
●シワになりやすい
●保湿に乏しい
●長時間日光にあたると黄変しやすい
●摩擦で毛羽立ちやすい

一口に麻と言ってもその種類は衣料用のリネン、ラミーから敷物などに使われるジュート等、代表的なものだけでも10種類近くあります。

画像は「フレンチメランジェ」麻100%
 

ポリエステル:化学繊維・合成繊維
石油・石炭・天然ガスなどを原料に化学的に作られた繊維

長所
●シワになりにくい
●軽くて熱にも強い
●虫やカビに強い
●光沢がある
●乾きが早い

短所
●摩擦で毛玉が出来やすい
●静電気を起こしやすい
●吸湿性が悪いく、ムレやすい
●汚れると落ちにくい

特殊加工が容易なことから、遮光や防炎、ウォッシャブルといった機能カーテンはほとんどがポリエステル。レースカーテンもほとんどがこの素材です。

画像は「U 4263」ポリエステル100%  遮光2級

 

アクリル化学繊維・合成繊維
石油・石炭・天然ガスなどを原料に化学的に作られた繊維

長所
●保湿性に優れている
●弾力性がある
●乾きが早い
●日光や外気にさらされても変化しにくい

短所
●毛玉が出来やすい
●静電気を発生しやすい
●高温に弱い(繊維が溶けて、テカリが出る)



柔らかな風合いと軽量で汚れが付きにくいという長所もあり、カーテンの素材として使われる事も多いです。

画像は「ヴィヴァース」綿15% アクリル42% ポリエステル

 

ナイロン化学繊維・合成繊維
石油・石炭・天然ガスなどを原料に化学的に作られた繊維

長所
●光沢がある
●摩擦に強い
●虫やカビに強い
●シワになりにくい
●乾きが早い
●弾力性に優れている

短所
●静電気を発生しやすい
●長時間日光にあたると黄変しやすい
●高温に弱い(繊維が溶けて、テカリが出る)

ナイロン100%というカーテンはほとんどありませんが、その特性を活かすため、綿やポリエステルと混ぜあわせて織って(交織)使われることが多いです。

画像は「ヘイワード」麻49% 綿38% ナイロン13%

 

レーヨン化学繊維・再生繊維
木材パルプなどの主成分であるセルロースを薬品で溶かし、再生された繊維

長所
●肌触りが良い
●光沢・ドレープ性がある
●吸湿性・放湿性がある
●環境にやさしい

短所
●水染みが出来やすく、濡れると繊維の強度が低くなる
●縮みやすい
●シワになりやすい
●摩擦で毛羽立ちやすい

 

レーヨンはシルクの代用品として作られているため、光沢感や質感などは高級下着などにも使われています。また湿度の低いヨーロッパでは、夏の高級衣類として人気の素材です。

画像は「Wild Fern」麻55% レーヨン45%

 

交織

綿と麻、綿とポリエステルなど、異なる繊維を混ぜあわせて織った生地のこと
それぞれの特性を持ち合わせている(混率によって異なります)

代表的な例では綿とナイロンを60対40の比率で織った「60/40クロス」が有名です。アウトドアブランドのSIERRA DESINGNSがマウンテンパーカーに使用し、その品質の良さを世界的に広める事となりました。

画像は「ロッピキノウサギ」綿85% 麻15%

 




厳密に言えばどの素材でも糸の太さや密度で、ドレープ感や遮光性も変わりますので、上記の長所と短所はあくまで一般的なものとお考えください。

また「綿や麻の素材感は譲れないけど遮光性が欲しい」という場合は裏地をつける方法もあります。

素材選びは触感も大切です。
色柄同様「好み」と、それぞれの特性を活かした「適材適所」でお選びください。
 

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