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【コラム】プリント生地ができるまで 最後の工程 「後処理」

【コラム】プリント生地ができるまで 最後の工程 「後処理」

「プリント生地が出来るまで」最終回は、最後の工程「後処理」。

前処理 → プリント → 後処理

生地の物性・堅牢度・風合いなどが左右される、非常に大切な工程です。
 

物性とは 生地の縮みや伸びなど。
堅牢度とは 洗濯や日焼けなどによる色落ちなど。
風合いとは 生地幅サイズの調整や生地の柔らかさなどなど。

「抗菌防臭」「撥水」などの機能をつける場合も後処理の工程で行われます。




「スティーミング 蒸し」

プリントが終了した生地は約110℃の釜の中で蒸されます。
蒸すことで染料を生地に固着させ、色の発色を鮮やかにします。
 

ちなみにFIQが扱うプリント生地の多くは「反応染料」という染料を使用しています。

この「反応染料」とは、繊維と化学反応を起こして固着する染料のことをいい、天然繊維にプリントするのに多く用いられます。
色彩的にも発色が良く、鮮やかな色から濃色まで表現することが可能で、堅牢度的にも耐久性に優れた染料なんです。

 

「ソーピング 洗い」

洗います。
水洗することにより、生地に固着しなかった染料や糊、汚れを洗い落とします。
 

「整理工程」

生地目や生地幅を整え、柔軟剤などで風合いを調整し、乾燥させます。
生地によってはこの工程で撥水や柔軟加工などの機能を施します。

「検品」

検品台の上を生地が流れ、生地不良がないか検品します。
 

以上で出来上がり。

蒸す以外はほとんどお洗濯と変わりませんが、各々の工程でそれぞれ重要な役割があるのです。


いかがでしたでしょうか?

「プリント生地ができるまで」

3回に渡ってざーっとご案内しました。
未だ人の手によるところも多く、さまざまな工程を経てプリント生地が出来上がります。
いろんな種類の生地の中でもプリントは、もっともデザインがダイレクトに表現される手法です。
それはいいところでもあり、難しいところでもあるのです。

またプリント生地以外もそうですが、生地は生産ロットが異なると、「どこか」少し違います。

使用するキバタ、プリントする時の湿度・温度・水、さまざまな条件によって「どこか」違うのです。
もちろん違う度合いにもよりますが、100%同じなんてありえません。
特に天然繊維は曖昧です。
縮みもすれば伸びもするし色落ちもする。
そんな素材なのです(キッパリ)。

 



人の手が加えられることによってカタチを変える生地。

「このプリントのここがかわいいからバッグにしよう。」
「大きな柄で絵画みたいだからカーテンにしよう。」
「ただただこの柄がスキ!」

そんな感じでプリント生地をお楽しみいただけたら嬉しく思います。

                          完
 


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