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【コラム】生地のコラボデザイン回顧録

【コラム】生地のコラボデザイン回顧録

わたしたちの主業は生地のメーカーですので、もちろん社内デザイナー(インハウスデザイナー)がおります。
手前味噌ではありますが、創業以来それなりのヒット作も産みだして参りました。
それでも、己と異なる「感性」や「発想」には大きな刺激を受けます。まれにですが衝撃を食らう場合もあります。
これは、実に楽しい瞬間でありポジティブな経験になります。

目黒通りに面した自由が丘3丁目にFIQをオープンして、今年で20年を迎えました。

ひとつの区切りとして、2016年1月現在、今までわたしたちに刺激と衝撃を与えてくださったクリエーターさんたちをご紹介します。

 

● マリメッコのみならず世界の有名ブランドにデザインを提供している、今の日本を代表するテキスタイルデザイナー 鈴木マサルさん

● 素朴でシンプルで温もりを感じるデザインが圧倒的な支持を受ける「点と線模様製作所」代表兼模様作家 岡理恵子さん

● Finlandに拠点を置き、マリメッコの現役ファッションデザイナーとして活躍中の大田舞さん

● 伝説のブランド『New Esperanto Label』を立ち上げ、コンバースやフリッツ・ハンセン等の国内外の企業で共同製作を展開した有田昌史さん

● 言わずと知れたテキスタイル界の重鎮、SOU・SOUの脇阪克二さん

● モンクレールをはじめ錚々たるハイセンスブランドのウェブデザインを手掛ける兄と、カメラマンとして数多くのファッション誌で活躍中の弟とのユニット 恩田兄弟

● デザインだけにとどまらず、プロデューサーとして奮闘する姿が「ガイヤの夜明け」でも取り上げられたセメントプロデュースデザインさん

● UNPIATTO INC.の代表を務める傍ら、圧倒的な色彩と造形でファンを魅了する陶芸作家 鈴木喬子さん

● 自らのブランド「Plune.」で、複数の国内大手メーカーと協業する堀内映子さん

● 織田裕二、唐沢寿明、松田優作、高岡早紀など、数多くの著名人の写真集を手がけた写真家 宅間國博さん

● 針と糸なしでできる「縫わないバッグと小物」を世に広めたワークショップ界のカリスマ  tokoさん

● アディダスのグラフィックやシアターツタヤのロゴマークを手掛けるなど、業界の最先端で躍動するリドルデザインバンクさん

● 二児の母親となられた今でも、切り絵や水彩画等いくつもの技法を使い、 装丁、広告などに携わっておられる山本祐布子さん

● デザインからキャラクター開発までを手がけ、あの「トーフ親子」を産んだデビルロボッツさん

● ナチュラルなスタイリングと、自然素材を活かした作品が女性に大人気のクリエイター。現在は那須で創作活動を行ってらっしゃる吉尾良里さん

● スウェーデンのシナサンド社から作品を発表するなど、世界を股にかけて活躍したテキスタイルデザイナー。現在は自身のブランド「NOGU」を主宰する弘重宜子さん

● 店舗や公共スペースでのアートワークやテキスタイルデザインを手がけ、昨年ご自身の生地を製作する株式会社アセンダダを設立。サトウアサミさん

● 2008年からパリで展示会を開催するなど、世界に認められたニットブランド「イリアンローブ」のデザイナー 小松さおりさん

● 関西を拠点とし、仕事の枠を超えた『デザインへの挑戦』を続けるグラフィックデザイナー集団 D+さん

● 1年の大半を厳しい山で過ごしながら、自然を題材に数々の賞に輝いた「森の写真家」高崎紗弥香さん

● 「色彩のブルース」でブレイクしたバンド、EGO-WRAPPINのアルバムジャケットはこの方たちが手がけています DAYSTARTERさん

● フィンランドのヘルシンキから、昔ながらの手仕事と技法で今の北欧デザインを発信するクリエーター集団 カウニステ Kaunisteさん

● 1870年創業の老舗メーカーですが、日本との協業はわれわれが初めてでした。スウェーデンのボラスコットン boras cottonさん

● 北欧を代表するキャラクターとのお仕事は鈴木マサルさんとのトリプルコラボ。MOOMIN TRIBUTE WORKS

 

もちろん全てのコラボレーションが成功したわけではありません。
悔しい想いもたくさんありました。
不義理も重ねてしまいました。スイマセン。。

でも、この方たちとの出会いがあったからこそ、今のわたしたちが存在します。

2016年も新たに3組のデザイナーさんの作品が、われわれとの協業作品として発表される予定です。
どれもわたしたちに刺激とエネルギーを与えてくれる作品ばかりですので、どうぞご期待ください。

染・織・編み・捺染にかかわらず、これからもわたしたちはたくさんの挑戦と冒険のために、
生地を作り続けて参ります

 

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