意外と迷うことの多い「
カーテン選び」。
第3回目は光と風を取り入れながらプライバシーを守る名バイプレイヤー「レースカーテン」について。
実は結構過小評価されてるかも。
レースカーテンの存在意義 と言ったら大げさですが、「なんでレースカーテンが必要なの」と問われれば、ほとんどの方が「日中の目隠し」と答えるのでは。
はい、基本そのとおりですよね。
適度に光と風を取り入れながらプライベートを守るのがレースカーテンの役割。現在の日本の住宅事情では、よほどの高層マンションでない限り皆さんご利用のアイテムです。
ところで、昼間お家にいらっしゃる方はドレープカーテン(厚手のカーテン)よりもレースカーテンを見る時間のほうが長いってご存知でした?
朝7時にカーテンを開けて夕方6時に閉めたと仮定すると、約11時間がレースの出演時間。逆にドレープは夜12時に就寝するとなると約6時間と半分程度。まさに主役を食う働きです。
その割には「ドレープはこだわるけどレースは普通の白無地で」って言われる方が多いのも事実。
確かに両方にこだわってると予算も分散しちゃうし、どうしてもそのしわ寄せがレースにきちゃうようです。
余談ですが、ドレープとレースの関係は「ジャケットとシャツ」の関係に似ているのかもしれません。会社にいる時はジャケットを脱いで仕事してるけど、来客時や外出の際には暑くてもジャケットを羽織ります。
シャツ同様、清潔感があってコーディネートしやすい白が多いのも共通点。
最近のレースは機能に優れた賢い生地が随分と増えました。
外からより見えにくくなる「ミラー」や「遮像」。紫外線をカットする「UVカット」なんかは当たり前で、PM2.5カットや防音、花粉キャッチ、帯電防止などなど、特殊能力のオンパレードです。もはやケミカルの世界ですね。
~綿や麻の天然繊維ならではの質感と触感~
~日本が世界に誇る先端技術から生まれた機能性~
それぞれの特性を理解した上で、好みを基準に場所や用途・目的によって使い分けていただくのが最良。
以上、FIQの見解です。
FIQはもちろんデザインも妥協しません。
左)綿・麻・ポリエステルと3つの組成が絶妙に混ざった「シェリー」
中)シャープなストライプが心地よいリズムを感じさせる「トリノ」
右)綿麻素材特有のざっくり感が特徴の「ラーニョ」
左)ラメプリントが人気のロングセラー「リオ」
中)高級感あるれるカラー刺繍が特徴「ミナシアー」
右)点と線模様製作所の岡理恵子さんデザイン「アジサイ」