長年FIQ自由が丘をご利用いただいているお客様より、新居を建てられたため当店で窓周り製品のオーダーを行いたいとご連絡をいただきました。このようなお言葉をいただき、お店冥利に尽きます。
今回は「和室」「リビングダイニング」「子ども部屋」「寝室」へ、それぞれカーテンやシェードなどを取付けました。早速ご紹介します。
施工日:2024年4月
施工場所: 東京都調布市
和室
開口高を低く抑えたお茶室のような掃き出し窓には、裏地付きのシングルシェードを納めました。向かって左手に引き戸があり、戸を横にスライドさせると写真の窓を覆い隠せるような作りとなっているため、シェードと引き戸が干渉しないよう窓枠内へ取り付けています。
生地は節のあるリネン調の糸をたてよこに織り込んだ「FA2748 キュリアス NL」を使用し、同系色の遮光1級生地を裏面に縫い付けています。他にも候補の生地があったため、ご検討されている大判の生地サンプル採寸日に持参し、窓際へ候補生地を当てて一緒に確認。最終的に
素材感や色味が壁面と一番調和している「FA2748 キュリアス NL」へ決定しました。写真では見切れていますが、紺青色のモダンな収納扉をより引き立たせています。
通常、昇降チェーンはシェードの幕の長さと同じ仕上がり長ですが、今回は引き戸にチェーンが巻き込まれないよう、床から数cm浮くように少し短めの長さで調整しました。取付箇所を実際に見て初めて気づく点です。チェーンの位置も左右で選べますが、今回は向かって左側の位置へ取付することになりました。
北欧と日本ブランドのシェードカーテン
リビングダイニング
続いては家族が集まるリビングダイニング。掃き出し窓に「MOON LIGHT」「ソンブラ 34 ホワイト」を納品しました。
鈴木マサルさんデザインによる「MOON LIGHT」。こちらのファブリックはジャガード織りで柄を表現しており、お家の内側・外側両方から同じ模様を見ることが出来ます(色は反転して表現されます)。鮮やかな色柄が多い鈴木さんデザインのファブリックですが、このジャガードシリーズはどれも落ち着いた配色が特徴で、大柄ながらお部屋に取り入れやすいデザイン。FIQのみでサイズオーダーのカーテンやシェードのご注文が可能となる特別なファブリックです。カーテンは1枚仕立てで、裏地はつけていません。
レースカーテンにはざっくりとした麻(リネン)のようなネップとシャリ感のある「ソンブラ 34 ホワイト」を。生地の横幅が300cmと広いため、今回のように大きな窓でもカーテンに継ぎ目が出ません。また防炎・ウォッシャブル機能がありますので、高層階のマンションでもご使用いただけます。裾は重さのあるひも状のテープを裾に縫い付ける「ウエイトテープ」仕様でお仕立てしました。
OTTAIPNUのカーテン
【防炎】レースカーテン
こども部屋
お次は2階へ移り子ども部屋へ。
日当たりのとても良いお部屋には、同じ高さの腰高窓が並んでいました。点と線模様製作所のデザインも手掛ける模様作家、岡理恵子さんとFIQのコラボ生地「Habataki / ブルー」を使用したカーテンを納品しました。白い漆喰壁にライトブルーのファブリックが清爽感を演出します。
カーテンレールとカーテンを束ねるタッセルを引っかけるふさかけも漆喰の壁面に合わせたホワイトをセレクト。リビングにも同様のレール・ふさかけが付いています。
日本ブランドのカーテン
寝室
最後は寝室です。こちらの窓には以前FIQでご注文いただいたフィンランドのテキスタイルブランド「KAUNISTE(カウニステ) / シュガー ブルー」の北欧カーテンを設置されるとのことで、カーテンレールとふさかけのみを納品しました。こども部屋やリビングダイニングとは異なり、壁面や天井、扉など全体的に洗練されて落ち着いたグレーの色調でしたので、レールやふさかけも色味を合わせています。
※KAUNISTE シュガー / ブルー カーテンイメージ
北欧ブランドのカーテン
ご依頼主様のこだわりがたくさん詰まったご新居には、間取りや壁紙(壁面)など至る所に独自のセンスが感じられました。新たに取付したシェードやカーテンもその一部として、長くご愛用いただけることを願っております。
【関連記事】
オーダーカーテン・シェードの採寸・取付
【お知らせ】採寸・取付エリア拡大のご案内
【レポート】シェード施工例@川崎市S邸