2016年4月現在、「ハンドメイド」市場がえらいことになってます。
最新のホビー白書(日本ホビー協会著)によると模型・DIY・機械工作及びそれぞれの関連教室を含めた2014年度のクラフトホビー市場は1兆1161億円。
デフレ経済の影響で1996年からは約30%収縮しているらしいですが、なぜに「えらいこと」かと申しますと、ホビーというその名の通り単に個人の趣味だったコト・モノが、ネットインフラの急速な拡大と販売チャンネルの整備によって「趣味と実益」両方を満たす双方向市場に変わってきたからなんです。
ということで、今回はそんなハンドメイドマーケットを牽引する有名サイトを比較してみることにしました。
※2016年4月現在のデータです
minne(ミンネ)
GMOインターナショナルの関連企業が運営し、2014年最も利用者の多かったハンドメイドマーケット。
ハンドメイド女子をねらったTVCMを打つなど勢い抜群。
カジュアルな作品が多くアクセサリー比率が高め。
オープン:2012年1月
メインカテゴリー数:15
専用アプリ:有り
出品点数:約150万点
作家検索機能有り
Creema(クリーマ)
元DJという異色の経歴を持つ丸林耕太郎氏が立ち上げたベンチャー企業。
イベントの開催や新宿ルミネでリアルショップ運営なども手がけ、2014年6月にKDDIと資本業務提携を締結。
密かに
FIQラボも出品中のクリエーター系。
オープン:2010年6月
メインカテゴリー数:14
専用アプリ:有り
出品点数:約220万点
素材検索機能有り
tetote(テトテ)
株式会社サイバーエージェントの新規事業としてスタートした後、手芸総合メーカーのクロバーに渡り、現在はminne同様GMOグループのOCアイランドが運営。
良くも悪しくも「手作りっぽさ」が特徴。
オープン:2011年6月
メインカテゴリー数:6
専用アプリ:リリース予定
出品点数:約100万点
クリエーター検索機能有り
iichi(いいち)
広告代理店大手の博報堂グループ。
工芸品やプロのクラフト作家が多いのが特徴で、サイトのつくりも上品。
クオリティ・価格ともにお高めの職人系サイト。
オープン:2011年7月
メインカテゴリー数:7
専用アプリ:有り
出品点数:約40万点
特集が充実
Etsy(エッツイ)
本社をニューヨークに置く、世界最大のハンドメイドマーケットプレイス。
日本を含む8カ国に拠点を展開し、圧倒的なスケールで上陸してきた黒船。
世界を股にかけて売買できます。
オープン:2005年(日本語版2016年1月)
メインカテゴリー数:7
専用アプリ:有り
出品点数:約3500万点
カラー検索機能あり
どこもスーパーな企業さんが出資したり運営に携わったりで、成長分野に対する意気込みが伺えます。
昨年末にはついに本国アメリカで
アマゾンさんが参入したし、日本での展開も秒読み。そろそろ楽天さんもくるかな。
選択肢が増えるのは悪いことではありませんよね。
今回ご紹介したサイトはそれぞれ作家さん渾身の作品がご覧いただける素晴らしいところばかりですので、作品や材料を買うもよし、自分で作る参考にするもよし、既にハンドメイドにどっぷりの方もちょっと興味があるだけの方も存分に楽しめますよ。
FIQは4/28(木)~30(土)まで、東京ビックサイトで開催される
「日本ホビーショー 」のファブリック&ソーイングWORLDゾーンに出店します。
ブース番号は204 東1ホールの入り口付近ですので、ご来場の際には是非お立ち寄りください。
今年はminneさんとの共催になりますので、2倍楽しめる3日間になりそうです。