材料を大事に少しづつ1点づつ、世界にひとつしかない愛着のもてる小物づくりを目指す
このシリーズ。
手も頭もしっかりと使うだけに正直ビジネスとしては成り立ちませんが、続けているうちに色々見えてくること感じることがあります。
「大量生産の本場中国ではそれこそ山のように積まれるであろうはぎれは果たして何処へ?」
「一昔前のように端材より人件費が安いなんてことはもうないだろうから、わざわざ再利用なんてことせずにそのまま破棄されてるのかなあ。」
「はぎれを再利用するという行為は、おそらく(多分間違いなく)経済的にも文化的にも、ある程度成熟した地域でしか為されないのでは。経済活動の一環には成り得ない気がする。」
「俗に言うリサイクルとはぎれの再利用は、リサイクルが趣味という人もいるかもしれないけど、似ているようで異なる分野だと思う。。」
etcetc..
そんなとりとめもないことを呟きながら、
LABOから届いた小物たちを眺めつつ、こんな風に考えました。
「はぎれでパッチワーク生地を作ってはどうか」
もちろんはぎれのサイズに応じた小物を制作するのもいいと思いますが、是非そのはぎれをつなぎあわせて大きめの生地をつくり、その生地でちょっと大きめの何かにチャレンジされることをお勧めします。
「ミシンなんて持ってない」という方は、流行りの
布ボンドで充分です。
まるでジグソーパズルを楽しむように組み合わされたはぎれたちが「はじめまして」とばかりにつながり重なることによって、今まで目にしたこともないような表情を魅せてくれるはずです。
少しづつ、少しづつ出来上がっていく布の風景
色柄は当然ですが、素材やブランド・デザイナーも異なる「はぎれ=パーツ」をつなぎ合わせることによって偶発的に発生する相乗効果は、いかに準備しようとも予め計算出来るものではありません。
ファスナーやホックが無理ならば、枕カバーやランチョンマットはいかがですか。
気合を入れたら市販のクリップで留めるタイプのカーテンだって不可能じゃないですよ。
それなりの時間と集中力は必要ですが、あなたがはぎれでデザインした生地があなた自身の生活を彩るなんて、どんなに素敵なことでしょう。
わたしたちも皆さんに負けないように、一針入魂でシリーズを続けて参ります。
ちなみにこれ↓は自由が丘店スタッフが作ったバッグ。
リバーシブル仕様で、なかなかの力作です。