以前当店が生地の製作をお手伝いしたデザイナー中嶋 浩子さんから数年ぶりに連絡があって、この秋に個展を開催されるとのこと。このようなご時世にたいしたもんださすがだと、うれしいニュースに目尻が下がりました。
会期は9月18日から約半年間のロングランです。場所は
富士箱根伊豆国立公園に位置し、森林に囲まれたポーラ美術館。数学的アプローチでデザインを捉える中嶋さんならではの連続柄ワールドを、広葉樹林のなかにある全長670mの木道とセットで是非是非ご堪能ください。
画像はポーラ美術館公式サイトより
中嶋 浩子(なかじま ひろこ)
東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業。幾何学的形態や文字をシンボル化し、「連続した形(模様)」を中心に制作。2014年より公益財団法人ポーラ美術振興財団若手芸術家在外研修員として、ゲッティンゲン大学数理科学研究科(ドイツ)、フィンランド自然史博物館(フィンランド)にて研修。以降、公益財団法人野村財団在外研修員(美術)での研究滞在を経て、東京を拠点に活動を展開している。国内外での展示、テキスタイルデザインシリーズ
、 日本語オノマトペを図形化し連続模様にした〈ONOMATOPÉE〉 、建築家とのプロジェクト「建築現場をオノマトペで覆う |Cover the construction wall with the onomatopoeia patterns」等を通じ、アート、デザイン、建築など、領域を横断して「連続する世界」をテーマとしている。ドイツでの数学研修において、「見えない部分を構成するもの」を概念数学の世界に見たことで、近年では、模様の工学的研究の他、様々なメディウムでの作品制作に取り組み独自の世界を広げている。
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