■商品取り扱い終了のお知らせ■
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a good viewオンラインショップ
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2023年3月にアートポスター専門ブランドとしてスタートした「
a good view」。「わたしたちがご提供するアートが、あなたにとっての『いい眺め』でありますように」というコンセプトのもと、画家やイラストレーター、テキスタイルデザイナーなど国内外の多彩な作家の作品をお取り扱いしています。
今回新たに加わったのは、油彩画家である栗原あきさんの作品。ピエール・ボナール(※1)やアンリ・マティス(※2)といったフランスの巨匠に深い影響を受けたという栗原さん。「ただ可愛いだけじゃなく、どこか気持ちの悪さを取り入れつつ描いている」と仰っているように、作品には独特な違和感やアンバランスさが感じられます。
※1 ピエール・ボナール
19世紀末のパリで、後期印象派の画家ポール・ゴーギャンに影響を受けた若き画家たちによる前衛芸術家グループ「ナビ派」の一人。「ナビ・ジャポナール(日本かぶれのナビ)」と呼ばれたほど、特に日本の浮世絵に影響を受けた作品を多く制作した。ナビ派の作品には感情や精神世界を表すような神秘的で装飾的な表現、日本の浮世絵などに影響を受けた奥行きが無く平坦な構成、鮮やかな色彩が特徴として見られる。
※2 アンリ・マティス
20世紀を代表する画家。強烈な色彩と荒々しいタッチが特徴的な作品が批評家により「フォービスム(野獣派)」と呼ばれ、その先駆者となる。(フォービスムは決められた理論や概念がなく、活動らしい活動もなく3年間ほどで終わりをむかえた。)色彩の魔術師の異名を持ち、アンディ・ウォーホルなど近代の芸術家たちにも大きな影響を与える。線の単純化、色彩の純化を追求した結果絵画から離れ、晩年に多く作品を残した「切り絵」という手法にたどり着いた。
それでは、作品を順番にご紹介いたします。
■CAFÉ
カフェでゆっくりとくつろぐ女性をイメージした作品。窓の向こう側には街灯がともっているように見えますが、窓際のスタンドは陽の光を受けているようにも見えます。時間や季節感がハッキリとはわからず、背景などから自然とその答えを探し始め、眺めているうちにすっかりと絵の世界観に引き込まれてしまうような不思議な吸引力を持っています。フィルター越しに眺めているようなぼんやりと映る空間と、くっきりと浮かび上がるピッチャーとのコントラストも興味深い作品です。
■CHAIR
深い青色のソファとその脇に描かれた黄色の花の反対色の組み合わせが目を引く作品。ソファには一匹の猫がこちらに背を向けるようにして座っています。壁に飾られている肖像画の中に飼い主がいるのでしょうか。左側に描かれている肖像画や石膏像が纏う「静」の雰囲気と、右側に描かれた猫や花から感じられる「動」の雰囲気のギャップが印象的です。
■SPRING
手前に描かれた花とラグのあたたかみのある色が印象的な作品。大きく開け放った窓の前に立ち、外を眺めている女性は、しっかりとした厚手の服を着ているように見えます。まだ少し寒さが残る中、春の到来を待ちわびている、そんな様子を描いたようにも感じられます。手前で横になり眠る猫からは休日の朝のような、ゆったりとした時間の流れが感じられるようです。
■VENTILATION
風通しの良いお部屋をイメージして描かれた作品。VENTILATIONは「換気」という意味。タイトルの通り大きく開け放った窓が描かれ、そこからひょっこりと黒猫が顔を覗かせています。全体的に淡く優しいカラーで描かれた背景。人物も室内に入ってくる風と同化しているような、気配を消しているような不思議な雰囲気が漂っています。それらとは対照的に、床や花瓶に活けられた植物の色鮮やかさが目に飛び込んでくる作品です。
掲載画像はそれぞれ
上:アートフレーム単体(30×30cm)ナチュラル+ポスター単体(30×30cm)
下:アートフレーム単体(20×20cm)ナチュラル+ポスター単体(20×20cm)
※それぞれ単体でのご購入も可能、アートフレームの色はナチュラルの他にチャコールのご用意もございます。
いかがでしたでしょうか。a good viewのアートポスターはそのまま単体で、またはフレームに入れて、飾る方のお好みのスタイルで作品をお楽しみいただけます。フレームに入れて飾る場合は、サイズが20cm・30cmの2種類で形は正方形に統一されているので、季節やその時の気分で中身を入れ替えて長くご愛用いただけます。新作が入荷次第随時お知らせしてゆきますので、お好みの作品をチェックしていただければ幸いです。
栗原あき / Aki Kurihara
油彩画家。女子美術大学油彩科卒業後、デジタルハリウッドでVFXを学ぶ。行ったことのない場所の景色や気になる物などの情報を収集し、脳内でコラージュしながら、作品のイメージに近づけて描く。「ただ可愛いだけじゃなく、どこか気持ちの悪さを取り入れつつ描いている。」と栗原さんご自身が仰るように、あえて違和感やアンバランスさを意識した構図で創作している。見る人にとって心地よい違和感、脱力感を感じさせる。